夏の水分補給にうってつけの方法
2024年7月大暑
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梅雨から一転、暑い夏になりました。
農園は草の勢いがものすごくて、草刈りに追われています。
暑い中の草刈り作業はよく汗をかくので、水分補給が欠かせません。
水分だけでなく適度な塩分もとります。
塩分補給にうってつけなのは梅干しですね。
梅干しはとても歴史の長い食品だそうで
古くは平安時代の医学書「医心方」にも登場しているそうです。
そんな長い歴史を持つ食べ物が現在まで伝わっていることにとても感動を覚えます。
さて、この時期食欲が落ちることがよく話題になります。
暑さによるストレスで身体の調子を崩して胃腸が弱って食べたくなくなるとか
クーラーの効いた部屋と外との温度差で自律神経が狂って食欲が落ちるとかいう話題です。
そうした病気に近いような状態になる話もわかるのですが
もっと単純な理由で食欲が減ります。
それは、暑いから身体が使うエネルギーが少なくて済むので
沢山食べなくてもいいのです。
だから、夏に食欲が落ちるのは自然なことで
決して体調を崩したから食欲が落ちるということだけではないんです。
この点、身体の声をよく聞くことをお勧めします。
ちょっと静かになれるところで1つ呼吸をして、目をつぶって
ほんの少しでいいから身体を落ち着かせると身体の声が聞きやすくなりますね。
ところで、世界には水分補給のエキスパートとも言える人間がいます。
アラビア砂漠の遊牧民ベドウィン族です。
彼らは砂漠の過酷な条件下で生き抜くために
水分を吸収する術が生活習慣として身についています。
このことを研究したアメリカ人医師と文化人類学者が特に注目したのがプラントウォーター。
果物や野菜に含まれている水分です。
ただ水を飲むだけではなく、野菜や果物を一緒にとることで
身体への水分の吸収がかなり違うということがわかっています。
ここまで読んでピンときた人もいるかもしれませんが
日本人には素晴らしい料理「味噌汁」がありますね。
水、野菜、味噌この3つの力を絶妙に合わせた味噌汁は
日本人の水分補給の知恵の集大成とも言えますね。
私たちは卵を作っていますから
その味噌汁の仕上げに卵をひとつ落としてもらうことを是非お勧めさせてください。
この時期、鶏たちも暑さの中、がんばって卵を産んでいます。
外に生い茂る季節の草で、鶏たちも身体を潤しています。
大暑の恵みの卵、お楽しみください。
たおファーム